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【簡易レビュー】S.H.Figuarts ウルトラマン(シン・ウルトラマン)

2021.06.27

<<<そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。>>>

2019年8月1日に衝撃的なニュースが世界中を駆け巡りました。
2016年に公開された「シン・ゴジラ」の強力タッグが、新たに「シン・ウルトラマン」制作を発表。
企画・脚本を、絶賛公開中の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の記憶も新しい、庵野秀明氏。
監督を「シン・ゴジラ」に引き続き、樋口真嗣氏が務めることが発表されました。

主演に斎藤工さんを始め、長澤まさみさん西島秀俊さんなど、日本を代表する俳優陣が出演されます。
当初は、2021年初夏公開を予定していましたが、新型コロナウイルスや諸事情により、公開が延期されました。
以前、NHKで放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」で庵野秀明さんの密着がされましたが、
(→ NHKオンデマンド『庵野秀明スペシャル』※視聴には登録が必要
企画・脚本を務める庵野さんや、樋口監督のこだわりもあり、制作が長引いているのかもしれません。
(※緊急事態宣言下における、1日の作業時間が少なくなっている可能性もありますね)
まず私達は、この「ウルトラアーツ」や関連グッズを手に、続報を待てればと思います。
では早速、簡易レビューです!

まずは、パッケージ。
今回は今までのパッケージとは一風変わって、洗練されたデザインとなっています。
赤と白の配色で、ウルトラマンの腹部模様のようなデザインです。
正面を向いた素立ち状態に、映画のロゴが大きく配置されています。
パッケージに入った商品の小窓は裏面にあり、ポージングの写真と共に配されています。
側面には、ファイティングポーズが配されており、どの面もカッコいい仕上がりです。

続いては、本体です。
もう立ち姿だけでも、とても神々しいです。
ウルトラマン」を始め、ウルトラ怪獣をデザインした成田亨氏の「真実と正義と美の化身」をデザインコンセプトになっています。



▲「真実と正義と美の化身」(2020年『特撮のDNA ウルトラマン Genealogy』にて)

各部の詳細です。
今回の「ウルトラマン」の一番の特徴は、ウルトラマンの代名詞となっている「カラータイマー」を廃している事ではないでしょうか。
元々のデザインでは「カラータイマー」や、スーツのジッパーを隠すための「背びれ」は無く、現場のスタッフによって追加された要素です。
今回はそれをすべて廃し、元々のデザインを尊重としたものとなっています。

また手足もとても長く造形されています。
これは、成田亨氏が望んだ「ウルトラマン」のスーツアクターでもある「古谷敏さん」の体型をベースとなっている為で
日本人離れしたとても長い手足が特徴的です。そのため、ただ立っているだけでも、とても芸術的で、神々しいスタイルです。



▲「古谷敏」さんと、「樋口真嗣」監督。(『ツブラヤコンベンション2019』にて)

このスタイルの為、ウルトラマンらしいポージングを行っても、とても芸術的です。
手首パーツも3種付属するので、ファイティングポーズや飛行ポーズ、「スペシウム光線」のポージングもカッコいいです。


S.H.Figuarts ウルトラマン」と並べてみました。
どちらとも同じ源流ですが、デザインのアレンジや解釈によって、ここまで印象が異なります。
もちろん見慣れた「ウルトラマン」もとてもかっこいいですが、新しい解釈の「ウルトラマン」もとても素晴らしいです。
どちらも近いサイズですが、手足の長さやスタイリングが全く異なるので、全然見え方が違いますね。

細部も見比べてみてみましょう。
胸には当然「カラータイマー」もありません。そして、背中には、「背びれ」はありません。

頭部のデザインも同じですが、印象が全く異なります。かなり小顔ですね。
また模様パターンも基本は同じですが、印象が異なるので、不思議ですね。

同じポージングをさせてみましたが、全く印象が異なりますね。
どちらもそれぞれの良さがありますので、甲乙付け難いです。

最後に、「ウルトラマン(Aタイプ)」ともツーショット。
『Aタイプ』が一番初期に近いものですから、こうして並べてみると感慨深いです。

以上が、「S.H.Figuarts ウルトラマン(シン・ウルトラマン)」の簡易レビューでした。
まだ詳細情報が解禁されていない状態での発売となったこの商品ですが、
他のメーカーからも続々と関連商品が発売する予定ですので、バンダイに限らず、色々なメーカーが同じ題材をどう作るのかが楽しみです。
キャラクターの詳細やストーリーなどもまだ解禁されておらず、特報映像で「ネロンガ」や「ガボラ」が登場します。
それ以外の続報が今後解禁されると思いますので、グッズを集めながら、期待して待ちたいと思います!

その中から、同じ可動フィギュアとして2021年9月に発売予定の「DYNACTION ウルトラマン(シン・ウルトラマン)」も登場します!
こちらは150mmサイズのウルトラアーツと違い、400mmサイズと倍以上の大きさで、またダイキャストも使用されています。
サイズも重量も大きいこの商品ですが、当方は予約済みですので、番外編として、簡易レビュー予定です!

 
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